ESDの学校教育への普及を目指し、全国の学校現場をサポートして参ります。
2002年に開催されたヨハネスブルグ・サミットでは、持続可能な社会の構築のためには教育が重要な役割を担うことから、2005年からの10年間を「国連持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development : ESD)の10年」とすることを提案し、同年末の国連総会で採択されました。
「ESD」は、地球的視野で考え、様々な課題を自らの問題としてとらえ、身近なところから取り組み、持続可能な社会作りの担い手となるよう個々人を育成し、意識と行動を変革することを目指す教育です。
日本においても2008年の新しい学習指導要領の改訂をきっかけに、学校現場でその趣旨に基づいた教育実践が展開されることが期待されています。
そしてこのたび、教育に携わる様々な専門家が集まり「日本ESD推進フォーラム」を設立し、NPO法人申請を行うことになりました。当団体は「ESD」が学校現場において正しく理解され、それに基づいた望ましい実践が普及されることを目指し設立されるものです。正しいESDの概念に基づいた教育が、初等中等教育段階の各学校で積極的に実践され、持続可能な社会構築に参画する人間づくりを推進するために、専門家とともに全国の学校でESDが実施されるようサポートしていきます。
当団体の趣旨をご理解いただき、多くの自治体、企業、学校現場等からのご支援・ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
※当フォーラムは2009年5月19日に、NPO法人として認定されました。
当フォーラム設立に当たって
設立者
故・有馬 朗人
元文部大臣、元東京大学総長
持続可能な社会の構築は、全世界の喫緊な課題であり、国際的な視野に立てば、国連が主導して全世界的にESDが推進されようとしています。
ESDの学校教育への普及を目指した日本持続発展教育推進フォーラムには、ESDについて深い見識をお持ちの方々が結集しています。
企業の皆様方のお力をお借りし、ぜひとも学校現場におけるESDに対する正しい理解と、望ましい教育実践の展開を実現したいと考えています。ご協力をお願いします。
持続可能な社会の構築に参画する人間づくりを、力を合わせて推進していきましょう。